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宇宙ヒツジ
¥50
SOLD OUT
『宇宙ヒツジ』 . ピピピ、ピピピ。 「こちら地球、こちら地球。 果てなく広い宇宙の片隅にある青い星には、 たくさんの生きものが暮らしていたよ。 どこを歩いても、生きものばかり。 それなのに、この星には「孤独」という言葉があるらしい。 違いを恐れて、分け隔て、 殻にこもってしまうこともあるんだって。 でも—— 孤独だからこそ、つながれたとき、 愛を感じるのかもしれない。 まだまだ退屈せずにここにいれそうだよ。 こちらからは以上です。」 この小さな星に降り立った、 ひとりぼっちの宇宙ヒツジ。 今日も地球から、故郷へ交信している。 ピピピ、ピピピ。 ピピピ、ピピピ。 . Size: W2×D5.2×H8
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Peter Barger『旅する自転車』
¥33,000
上部に広がる深い青は、夜明け前の空か、 それとも想像の旅の入り口か。 自転車は旅をする──誰も乗せず、ひとり気ままに。 Peter Barger(ピーター・バーガー)によるオリジナル・エッチング作品は、最小限の線と色彩だけで、私たちの世界の見え方をそっと変えてくれます。 1947年ニューヨーク生まれのバーガーは、肖像画家であった母の影響を受けて芸術の道へ。ニュージャージー州ニューアークの美術学校で学び、以来、油彩や水彩、彫刻など多様なメディアを通して作品を発表してきました。本作は、彼自身のサインとエディション(A.P.)が入った希少な一点。ニューヨークのギャラリーを中心に紹介されてきた作家の、静かな魅力が凝縮された作品です。 エッチングならではのざらついた質感、沈黙のなかに灯るような青、そして軽やかな線で描かれた自転車──。 自転車を繰り返し描いたバーガーにとって、それはきっと、「思い描いた場所へ運んでくれる存在」だったのでしょう。 裏面には、作家略歴を記した紙も付属します。 旅するように飾ってほしい一枚です。 . 商品サイズ(額込み): 幅30×高さ40×奥行き5(cm) 配送サイズ: 100サイズ
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ソビエト:文化の共演(15体セット)
¥50
SOLD OUT
これは文化の共演。 . 女性たちが、それぞれの国の衣装をまとい、 華やかさの中に宿る強さをたしかに見つめ合う。 . 歴史の痕跡として、そして、そこに生きた人びとの記憶として── それはまさに、文化の共演。 . . かつて「ソビエト連邦」と呼ばれた一つの国には、15の共和国が存在していました。言語も、風習も、装いも異なるそれぞれの地で、女性たちは暮らしていました。本作は、そんな15ヵ国を象徴するように、民族衣装をまとった15体の女性を木でかたどった人形のセットです。 . 人形の底には、「РУССКАЯ(ロシアの女性)」「УКРАИНКА(ウクライナの女性)」「УЗБЕЧКА(ウズベクの女性)」など、それぞれの出身を示すロシア語の呼称が刻まれています。 . このシリーズは1950~70年代頃、文化交流や教育普及を目的としてつくられたソ連時代の民芸品。国家的な宣伝ではなく、「統一のなかの多様性」をやわらかに示す教材や土産品として親しまれました。 . 髪には糸を、衣には染料を、表情にはほんの少しの誇りとユーモアを。 簡素で素朴な造形のなかに、それぞれの個性が確かに息づいています。 異なる出自をもちながらも、そこに通底するのは、女性としての確かにある強さと美しさです。 ⸻ 収録国とロシア語表記(各人形の底面): • ロシア:РУССКАЯ(ルースカヤ) • ウクライナ:УКРАИНКА(ウクラインカ) • ベラルーシ:БЕЛОРУССКА(ベラルースカ) • ウズベキスタン:УЗБЕЧКА(ウズベーチカ) • カザフスタン:КАЗАШКА(カザーシュカ) • グルジア(ジョージア):ГРУЗИНКА(グルジンカ) • アゼルバイジャン:АЗЕРБАЙДЖАНКА(アゼルバイジャンカ) • リトアニア:ЛИТОВКА(リトーフカ) • モルドバ:МОЛДАВАНКА(モルダヴァンカ) • ラトビア:ЛАТВИЙКА(ラトヴィーヤカ) • キルギス:КИРГИЗКА(キルギーズカ) • タジキスタン:ТАДЖИЧКА(タジーチカ) • アルメニア:АРМЯНКА(アルミャンカ) • トルクメニスタン:ТУРКМЕНКА(トゥルクメーンカ) • エストニア:ЭСТОНКА(エストーンカ) . 商品サイズ:高さ 約8.5~9cm 配送サイズ:80サイズ
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プライドの高いアルパカ
¥1,650
おれはリーダーアルパカ。 長いあいだ、この群れを引き連れてきた。 だけど、仲間たちはどうしようもないやつばかり。 トラブルを起こしては、おれに頼る。 おれがいたからこそ、みんな生き延びてこれたんだ。 それなのに—— ニンゲンたちは、おれにこんなかわいい格好をさせる。 ピンクの紐? 花飾り? おれはもっと、かっこいいのがよかった。 クールに決めて、群れを率いる。 それが、リーダーアルパカである俺の役目だ おれだって、泣きたいときもある。 おれだって、笑いたいときもある。 それでもおれは、強く生きる。 なぜなら、おれは—— リーダーアルパカだから。 ⸻ ※ペルー製ヴィンテージの羊毛アルパカ人形。 自立します。どこに置いても存在感アリ。 . 商品サイズ: 15×10×6(cm) 配送サイズ: コンパクトサイズ
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アシュトレイ「かたちを宿した炎」
¥3,800
炎はかたちを持たない。 そこにあるのは、瞬間的に映し出されたいのち。 だからこそ美しい。 けれど、それをかたちにしたのがこの作品。 赤、橙、黄、そして黒。 マグマのように流れる釉薬が、陶器の中で静かに凝固したアシュトレイ。 1960年代アメリカ製。ミッドセンチュリー期に生まれたこの一点は、当時のモダンデザインとクラフトマンシップが融合したもの。 有機的な曲線と厚みのある釉薬が生み出す造形は、ただの器ではなく、まるで“熱そのもの”を留めたオブジェのよう。内部に刻まれたひだもまた、炎と生命を同時に宿したような存在感を放っています。 小物置きにも、壁掛けの装飾にも。 日常の片隅に、沸々と湧き上がるような赤色を見せてくれる。 ひとつ、火を灯すような存在感があります。 商品サイズ:幅26.5×奥行き19.5×高さ5(cm) 配送サイズ:60サイズ
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「朝霧に灯るフリル」(ミルクガラスシェードランプ)
¥22,000
朝霧の中で灯る光は、輪郭を持たない。 ひらひらと揺れて、ふわりと華やぐ。 花びらのように波打つ、繊細なフリルガラス。 ほんのりと青みを帯びた乳白色が、やわらかな光をふんわりと拡散します。 明かりはまるで踊るように、フリルのように、静かにひらひらと。 ーーーーーーー こちらは、フランスで使われていたヴィンテージのミルクガラスシェードランプ。 真鍮製のソケットには、経年の渋みと温もりが宿り、現代の空間にもすっと馴染みます。。 天井から吊るして、美しい陰影を描き出す一灯です。 . 商品説明 : 直径25×高さ12×コード長さ180(cm) 商品サイズ : 80サイズ
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時間と対話する男
¥50
SOLD OUT
少し前のことだ。 暗闇の中に、時間が姿を現した。 「見えないことには、慣れてきたかい?」 時間が不意にたずねてきた。 「うん、そうだな」 「見えることとは、何が違うんだい?」 「見えないものが、見えるようになった」 「何が見える?」 「君のプライドも、僕の正義も—。だから、僕はきっとここにいるんだ」 「ふうん……」 「それなら、見えている人には、何が見えているんだろうね」 「光だよ。みんな、光を追いかけている」 「ふうん」 時間は、どこかへ行ってしまった。 私は、見えないものが見えるようになった。 ただ1つ——光を除いては。 ⸻ 手彫りの木製人形。 どこかの国、どこかの時代で、黙して立ち尽くすように彫られたひとりの男。塗装の擦れや木地の風合いが、時間の経過そのものをまとっているよう。 民族衣装のような白い衣服と黒い帽子、装飾的な胸元と青い前掛けは、東南アジア、特にインドネシア・ジャワの兵士像や宮廷文化を思わせる佇まい。 . 腕に傷を負っていますが、それもこの男の勲章なのかもしれません。 . 商品サイズ: 高さ22.5cm 配送サイズ: 60サイズ
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「石のくちばしが啄むもの」ーイヌイットアート/Enooky Oqutak
¥8,800
石のくちばしが啄むもの。 それは、自然。 大地の音を一身に受け止め、 くちばしで水面にそっと口づける。 そこから脈打ち広がる波紋は、 鼓動となって、生き物へと伝わっていく。 「私はここで生きている」 受け取り、伝え返す。 その静かな繰り返しが、営みそのもの。 石のくちばしが啄むもの。 それは、自然そのもの。 ⸻ カナダ北部・ケープドーセット出身のイヌイットアート作家 Enooky Oqutak(1926–1986) による一点彫刻。 イヌイットの人々にとって動物とは、単なる「獲物」ではなく、自然と人間が互いに変身し合う精霊的な存在とされてきました。 この作品もまた、鳥というかたちを借りながら、生命と自然のリズムを石に刻んだもの。 地にくちばしを向けるその姿は、祈りにも、思索にも見える—— 見る人の感性にそっと寄り添い、空間にやわらかな重さをもたらしてくれます。 . 商品サイズ: 幅5×奥行き13.5×8(cm) 配送サイズ: 60サイズ
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光の泡、記憶のかけら【pytリメイク】
¥27,500
「光の泡、記憶のかけら」 . 本体は1960〜70年代のジャパンヴィンテージのガラスパーツを使用した、pytオリジナルリメイク作品です。名前は私たちでつけています。 . 気泡やゆらぎを含んだ独特のテクスチャを持つ厚手のガラスに、アイアンのフレームを組み込んでいます。電球の温かな光を拡散しながら、ガラスの丸みが空間にやわらかな陰影を映し出します。金属と木の組み合わせが、ノスタルジーとモダンを共存させたバランスの良い佇まいを生み出します。 . 見る者の記憶や感情にどこか触れるような、泡のようなガラスの膨らみ。それぞれの面に映る光は、まるで時間を閉じ込めたかのような奥行きを持っています。下から見上げたときの六角構造の美しさにもぜひご注目ください。 . 商品サイズ: コード長150cm LED対応 配送サイズ: 100サイズ
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メリーゴーランド、木馬のリズム
¥16,500
木馬にはリズムがある。 . 遊園地のメリーゴーランド。上下に体を揺らしながら回る木馬。何十年も回り続けている馬。初めのうちは目眩もしたが、今ではもう慣れてしまった。永遠に続くと思っていたこのリズムも、体に刺さる芯を抜かれた途端止まってしまった。ここからは自分のリズムで走らなければならない。 木馬自身のリズムで。 . こちらは、かつてヨーロッパの移動式メリーゴーランドで実際に使われていた、木製のホースオブジェ。背面に開いた穴は、回転機構に固定するための名残。その佇まいは単なる遊具を超え、今では空間を彩る一点物の彫刻作品となっています。 鬣や鞍には、赤・緑・黒の力強い色彩が用いられ、それぞれの線は繊細に彫り込まれ、まるで織物のようなリズムを刻んでいます。 . 手作業ならではの不均衡な美しさ、そして経年によって刻まれた木の表情が、機械製品では決して生まれない温もりと物語性を感じさせてくれます。 空間のアクセントとして玄関先やリビングにはもちろん、北欧家具や和の空間との相性も良く、エスニックな要素をさりげなく取り入れたい方にもおすすめです。キッズルームに配置すれば遊び心のあるアートピースとして、また、店舗ディスプレイとしても視線を引き寄せる特別な一台になることでしょう。 . 商品サイズ:幅20×奥行き80×高さ60(cm) 配送サイズ:家財便Bランク
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コレハナニカ
¥5,500
コレハナニカ これは何か . いきもの?彫刻作品? 4本の足は橋のようにも見える . コレハナンダ . それでも分かることは2つある。 1つ、解釈は想像力のことを指すのだということ。この作品を通じてよくわかったことだ。解釈が多数存在してしまうほど、この作品には魅力が詰まっている。 2つ、側面に「1987」と書いてあること。この作品は1987年には生まれた。細い線で模様がつけられ、それぞれの部分に表情がある。その表情たちに世界が広がっていく。 . これはオブジェなのか、いきものなのか わからない、それでもなおこの作品には魅力が詰まっていることだけは分かる。 . コレハナニカ . 商品サイズ: 幅4.5×奥行き18×高さ6.5(cm) 配送サイズ;60サイズ
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ポジティブなヒツジ
¥50
SOLD OUT
このヒツジは横を向けない。 横だけではなく、後ろも向けない。 黄色の首輪を興味本位ではめてから首が動かないのだ。 . だからといって嫌なことばかりではない。 選択肢が少ない分、常にまっすぐ歩くことができる。 . 夢の中で柵を飛び越えることも容易い。 前しか向けないことはいいことしかないのだ。 . たとえ足が細くなっても、お尻の色が変わってきても、ヒツジは前を向いて歩いている。 . ポジティブなヒツジ . 商品サイズ: 幅3.5×奥行き15×高さ10(cm) 配送サイズ: 60サイズ
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庇いきれなかったカバ
¥50
SOLD OUT
こちらのカバは、何かを庇っている。 お腹の中に隠し持ち、常に見張っている。 . 威嚇のためか、全身には逆立つ毛が。 しかし、庇いきれなかった。 . 中身はもうない、けれどもカバは庇い続ける。 あの子との約束を、あの子の秘密を。 . 商品サイズ: 幅5×奥行き9.5×高さ5(cm) 配送サイズ: コンパクトサイズ
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取り残された鳥
¥50
SOLD OUT
目覚めはいつもより遅かった。 目を開けて辺りを見渡すとそこには誰もいなかった。 . 「おかしいな」鳥は思った。 いつもなら騒がしいあいつも、優しく微笑んでくれるあの子も、いつも守ってくれる家族もいなかった。 . 状況を理解するまで時間がかかった。しかしそれは明白だった。昨日寝ていた木陰も、水を飲んだ水たまりも何もなくなっていた。そこに広がるのはまっさらな大地だった。鳥は取り残されたのだった。 . 羽ばたくことはしなかった。羽ばたく必要もなかった。鳥は歩き続けた。何か見つかるかもという淡い期待すらも抱けないことは、この目がよくわかっていたのに。 . 鳥は歩き続けた。取り残されたことがわかっていたけれど、歩き続けた。 . 商品サイズ: 幅6×奥行き16×高さ11(cm) 配送サイズ: 60サイズ
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博士の愛した球体
¥50
SOLD OUT
宇宙工学の教授である博士は、自分の死期を悟っていた。その原因が何かは知らないが、近いうちにその日が来ることが分かっていた。 . だから膨大な量の本や資料は友人にあげた。元より服や生活雑貨は最低限しか持っていなかった。 . そんな彼が最後まで持っていたものが、この球体の置き物だ。昔、住んでいた駅の裏にある店で一目惚れして買ったものだ。何のためにどうしてそれがつくられたのかはわからない。ただこの石の球体を見つめていると、日常生活で行き交う人のざわめきから離れることができた。 . 博士は独りだった。地方に住む妹家族やたまにあう同僚の他、心を許して離すことができなかった。 しかし彼は孤独ではなかった。家でこの球体が拠り所になっていたのだった。 . 博士は、この球体を愛した。 まるで人を愛するように。 . 商品サイズ: 幅21×奥行き21×高さ10.5(cm) 配送サイズ: 80サイズ
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キュビズムの犬
¥50
SOLD OUT
「私は捜し求めない。 見出すのだ。(I do not seek, I find. )」 ーこれはピカソが生前よく言っていた言葉です。 . 私は名言というカテゴリ自体があまり好きではないのですが、この言葉はとても好きです。全く異なる視点から対象を眺め解釈することで、違った顔を見せることになるでしょう。解釈は価値にもなりうるからこそ、自分の解釈のもとで世界を切り取ることが大事なのかもしれません。 . この犬も、正面や横から見ると全く違う表情をしています。「この犬はどこを向いているんだろうか」 その答えに当たるあなたの解釈こそ、あなたの世界の切り取り方になるのかもしれないですね。 . 商品サイズ: 高さ20.5cm 配送サイズ: 60サイズ
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朝の支度をする少女
¥2,200
朝の支度をする少女。 . 冬の朝は、一段と冷える。 家族より先に布団から抜け出し、灯を灯す。 しかし薪がない。裏の倉庫に数日前の予備を取りに行く。外の寒さを体で感じるよりも早く、白い息を吐く。薪を取り、ほんのり明るくなる空をみながら、少女は鼓動の音を聞く。1日が始まる合図だ。 薪を火に焚べて、体温を取り戻していく。家族が起きて「おはよう」という。彼女にとって何気な一日。空をもうすっかり明るくなっていた。 . こちらは、陶器の人形です。 . 商品サイズ: 高さ15cm 配送サイズ: 60サイズ
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イヌ神様
¥50
SOLD OUT
こちらは現代作家による陶器のイヌ神様です。 豚の顔に見えますが、裏面にシールで「イヌ」とあります。奇妙ですね。 . ドイツの哲学者であるイマヌエル・カントは実在している「物自体」と私たちが認識できる「現象」にはズレがあると言ったそうですが、このイヌ神様を見つめていると、どこか超越的な力があるのではとおもってしまいます。イマヌエル・カントも、イヌマエル・カントだったのかもしれません。 . イヌマエル・カント 「イヌを手段としてのみならず、目的として捉えよ。」 . 特徴的なフォルム、直立二足歩行のカミ様。私たちの認識によって規定された世界は、実はイヌ神様によって生まれてきたものかもしれませんね。 . 一度作った方の名前を聞いたのですが、ひとたび忘れてしまい、それ以降思い出せずに今に至ります。これすらも、イヌ神様の仕業でしょうか? . 商品サイズ: 高さ29.5cm 配送サイズ: 60サイズ